プロ野球選手になりたい。プロのスカウトは高校球児の何を見ているのか。

という方に向けて記事を書いています。

こんにちは。
専修大学、セガサミー野球部出身の大久保泰成です。

今日は、プロ野球のスカウトが選手のどんなところを見て、ドラフト会議で選手を指名しているのかをご説明していきたいと思います。

はじめに

プロ野球選手になるには、毎年秋に行われる「プロ野球ドラフト会議」で球団から指名を受ける必要性があります。
指名を受けないと、プロ野球選手になることはできません。

プロ野球ドラフト会議で指名を受けるには、スカウトの目に留まる必要があります。
各球団に最低10人以上はスカウトが在籍しています。

そのスカウトが全国に散らばり、自分の目で選手を見たり、自らの情報網で良い選手を発掘していきます。

甲子園などの大舞台になると、全国に散らばっているスカウト120人以上が甲子園に集結して、一押しの選手を見つけていきます。
地方大会でも勝ち上がればスカウトは必ず見ています。

今日のお話は、プロ野球のスカウトが選手のどんなところをみているのかを紹介していきます。
155キロ投げてドラフト１位で指名されるような選手ではなく、ドラフト6、7位指名などの下位指名される選手に参考になると思います。

平均点の選手は必要ない。一芸に秀でろ

プロ野球ドラフト会議で1位指名されるような選手は、

ドラフト1位指名される選手

など、三拍子揃った完成された選手です。
どの能力をとっても、直ぐにプロ野球で通用する一級品です。
では、ドラフト6、7位指名される選手はどうでしょうか？

ドラフト下位指名されやすい選手

見てわかる通り、パワーは一軍ですぐに通用するけど、足や肩がまるでダメなどのバランスがめちゃくちゃ悪い選手です。

一番指名されない選手は、

上手いのにドラフト指名されない選手

などの平均点7くらいの選手です。

なぜ、バランスの悪い選手は下位指名されて、平均点がそこそこ高い選手がドラフトで指名されないのでしょうか。
それは、平均点がそこそこの選手は、野球界に溢れまくっているからです。
毎年何人もいて、本当にどこにでもいます。

プロ野球のドラフト会議が終わると、指名されると思っていたけど指名されなかった「指名漏れ」といわれる選手たちがフォーカスされます。
「指名漏れ」される選手のほとんどが、平均点の選手です。

平均点の選手は、スカウトが監督や球団社長に推薦しきれないため指名漏れします。

お母さんの体型まで見られている

スカウトは選手のプレーだけではなく、人間力やユニフォームの着方まで見ています。
特にユニフォームの着こなしがカッコイイ選手は、スカウトの目に留まりやすいです。
※カッコいいユニフォームの着方は今度紹介します。

プロ野球は魅せてお金を稼ぐため、見栄えが悪い選手は指名しにくいです。
また、選手の体が小さいと、両親の体型までスカウトはチェックします。
選手はまだ小さいけど、両親は背が高くがっちりしているから、この子は成長するだろうと。

スカウトはお気に入りの選手を見つけたら、監督や社長に推薦できるポイントをいくつも探します。人間性ももちろんチェックされています。西武ライオンズで20年間ほどスカウトをされた岡村さんは、ドラフトで指名するかどうかは、「最後は選手の目を見て決める」とおっしゃっています。ベテランスカウトは選手の生きた目を見てその選手が一軍で活躍できるかどうかを判断します。

最後に

子どもが高校２年生になってレギュラーでもないのに、
「プロ野球選手になりたい」といったら大抵の親は、
「あんたバカなこといってんじゃない、ちゃんと勉強しなさい」
と普通だったら言うと思います。

ただ、これを言われて育った子は、
"親の言う通りにして、野球を辞めて違う道に進んだ"
＝（イコール）諦めたことが、子どもの成功体験として刻まれます。

諦めたことが成功体験として刻まれ子どもは、チャレンジしなくなります。
なぜなら、諦めるのが正解だからです。

プロ野球選手になるには、実力だけではなく、運や親の育て方も大きく関係しています。
子どもはもちろん、親も精一杯協力してあげて、プロ野球選手にならせてあげましょう♪

最後までお読みいただきありがとうございました。

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