WBCイチロー「伝説の一打」の陰にいた男の本が発売。

WBCイチロー「伝説の一打」の陰にいた男の本が発売。

(※この記事は2020年2月11日に更新されました)

超少人数制野球教室「デーブ・ベースボールアカデミー」の講師を務める「三井康治」さんの著書、イチロー選手とのWBC秘話まで書かれている「ザ・スコアラー」が2020年2月8日発売されました。

「プロ野球界で007と呼ばれるスコアラーについて知りたい」
「頭を使ってチームの役に立てるようになりたい」
「これから野球に打ち込んでいく中学生や親御さん」

そんな方にオススメの本です。

こんにちは、
社会人野球セガサミーホールディングス野球部出身、デーブ大久保スマホ野球ブログ担当、デーブ・ベースボールアカデミー事務係のシャープ大久保です。

今日は、デーブ大久保スマホ野球塾ではなく、少人数制野球教室「デーブ・ベースボールアカデミー」の講師を務める三井康治さん初著作「ザ・スコアラー」のお話をします。

①横浜練習風景.jpg

(デーブ・ベースボールアカデミーとは、新宿と横浜で実施している超少人数制野球教室です。
ご紹介は後日させてもらいます)
URL:http://www.dba-school.jp

目次

三井康治さんとは


三井康治さんは、現役選手として6年、二軍マネージャーとして1年、そしてスコアラーとして22年、またフロントにいた11年の計40年間もの長きにわたり読売巨人軍に身をおいていた方です。

世界一に輝いた2009年WBCでは、チーフスコアラーという大役を務められています。
2018年末に球団を離れ、いまは評論活動や講演活動、少年野球の指導をされています。

デーブ・ベースボールアカデミーでも、世界一となったスコアラーとしての考え方や、松井秀喜選手や高橋由伸選手にも指導された技術を子どもたちにも分かりやすく指導してくださっています。

また、下っ端のシャープ大久保にも優しく接してくださる愛が溢れるお方です。

作品について

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「ザ・スコアラー」は、三井康治さんが一番長く身を置かれた、スコアラーについて書かれた本です。そもそもスコアラーとは何者なのか?から始まります。

野球を細やかに観察し、集めた情報を分析し、監督やコーチ、選手たちにその情報を提供するスコアラーの具体的内容、苦労ややりがいがどこにあるのかについて書かれています。

絶対に読んでほしい箇所

  • 2009年WBC決勝戦でのストーリー
  • 問いに答える準備こそ大切
  • 巨人軍、スコアラーへの敬意

・2009年WBC決勝戦でのストーリー
2009年3月23日WBC決勝戦、ロサンゼルスのドジャーズスタジアムで韓国代表との決戦です。
この試合で誰もが記憶にあるのは、イチロー選手が韓国代表のクローザー当時ヤクルトのイム・チャンヨンから放った同点タイムリーヒットです。

同点タイムリーヒットを打つ直前に、イチロー選手とスコアラー三井康治さんが交わした緊張感がありながらも、三井康治さんの心境が伝わる会話には鳥肌が立ちました。

・問いに答える準備こそ大切
三井康治さんは著書の中で、「スコアラーというのは、絶えず質問をなげかけられる存在です。」と、おっしゃっています。
長嶋監督や巨人軍の一流の選手からの質問に、三井康治さんが間髪入れずに回答を出し続けてきたからこそ、今の「スコアラー」という地位が確立されてきました。
 
三井スコアラーの準備は、プレーヤー、指導者の方にとても参考になると思います。

著書の中には、実践で使える打者や投手の攻略方法や、スコアラー式のスカウティング、伝説の選手たちの裏話など、「ザ・スコアラー」でしか読めない内容がたくさん書かれています。

まとめ

三井康治さんに実際のお話を聞きました。


近所のおばちゃんに、「何のお仕事しているんですか?」と聞かれて、
「スコアラー」です。と答えると、
「あ~、得点入れる人ね」という認識しかされていない。

スコアラーという仕事が理解され、将来スコアラーになりたい子どもが出てきてくれたら嬉しいです。


と、おっしゃっていました。
野球をやっていた人でも、「スコアラー」について、正しく認識している人は少ないと思います。

本を読みなれていない方でも、すらすらと読める内容になっています!
ぜひ、「ザ・スコアラー」、お近くの書店でお探しください!(^^)!

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